2024年10月04日
“BABY-G”から新たなカラーリングモデル「G-MS」が発売~
“BABY-G”のタフな機能はそのままに、洗練された大人っぽさをプラス~草木や花をイメージしたカラーリング「G-MS」
カシオ計算機は、ブランド30周年を迎える“BABY-G”から、アクティブで洗練された女性に向けたシリーズ「G-MS」から、春らしい草木や花をイメージしたカラーリングのデジタル・アナログコンビネーションモデル『MSG-W200FE-7』と『MSG-W610FE-4』が5月下旬より発売します。
(左)MSG-W200FE-7 (右)MSG-W610FE-4
さわやかながら落ち着きのある色調が、カジュアルファッションにほどよくマッチします。
機能面では、世界6局の電波を受信し時刻を自動修正するマルチバンド6、ワールドタイム、タフソーラー等、頼れる機能を備えています。
アクティブシーンで役立つ機能はそのままに、オンタイムからオフタイムまで活躍する「G-MS」です。
【仕様】
G-MS
MSG-W200FE-7
価格:30,800円(税込)
●耐衝撃構造
●タフソーラー(ソーラー充電システム)
●10気圧防水機能
●電波受信機能:自動受信(最大6回/日)(中国電波 は最大5回/日)/手動受信、 <日本>受信電波:JJY、周波数: 40kHz/60kHz(福島/九州両局対応モデル) <北米地域>受信電波: WWVB、周波数:60kHz <ヨーロッパ地域>受信電波:MSF/ D C F 7 7、周 波 数:6 0 k H z / 7 7. 5 k H z <中国>受 信 電 波:B P C、周 波数:68.5kHz *ホームタイム設定を受信可能な都市に設定すると、 都市に合わせた局を受信します。尚、時差は選択した都市によって設定されます。
●ワールドタイム:世界48都市(31タイムゾーン、サマータ イム設定機能付き)+UTC(協定世界時)の時刻表示、ホームタイム の都市入替機能
●ストップウオッチ(1/100秒、60分計、スプリット付 き )
● タイマ ー(セット 単 位 : 1 分 、最 大 セ ット: 6 0 分 、 1 秒 単 位 で 計 測 )
●時刻アラーム・時報
●バッテリーインジケーター表示
●パワーセー ビング機能(暗所では一定時間が経過すると表示を消して節電しま す)
●フルオートカレンダー
●12/24時間制表示切替
●操作音ON/ OFF切替機能
●LEDライト(スーパーイルミネーター、残照機能付き)など
https://www.casio.com/jp/watches/babyg/product.MSG-W200FE-7A/
MSG-W610FE-4
価格:33,000円(税込)
●耐衝撃構造
●タフソーラー(ソーラー充電システム)
●10気圧防水機能
●電波受信機能:自動受信(最大6回/日)(中国電波 は最大5回/日)/手動受信、<日本>受信電波:JJY、周波数: 40kHz/60kHz(福島/九州両局対応モデル)<北米地域>受信電 波:WWVB、周波数:60kHz<ヨーロッパ地域>受信電波:MSF/ DCF77、周波数:60kHz/77.5kHz<中国>受信電波:BPC、周波数: 68.5kHz *ホームタイム設定を受信可能な都市に設定すると、都市 に合わせた局を受信します。尚、時差は選択した都市によって設定 されます。
●針退避機能(針が液晶表示と重なって見づらいときは、 針を液晶表示の上から一時的に退避させることができます)
●ワール ドタイム:世界 48 都市(31タイムゾーン、サマータイム設定機能付 き)+UTC(協定世界時)の時刻表示、ホームタイムの都市入替機能
●ストップウオッチ(1/100秒、60分計、スプリット付き)
●タイマー (セット単位:1 秒、最大セット:100 分、1 秒単位で計測)
●時刻ア ラーム 5 本(カウントダウン機能付き)・時報
●バッテリーインジケー ター表示
●パワーセービング機能(暗所では一定時間が経過すると表示を消して節電します)
●フルオートカレンダー
●12/24 時間制表 示切替
●操作音ON/OFF切替機能
●ダブルLEDライト:文字板用LEDライト(フルオートラ イト 、スーパーイルミネーター 、残照機能 、 残照時間切替( 1.5 秒 /3 秒 )付き )、L C D部用LEDバッ クライト( フルオートライト、スーパーイルミネーター、残照機能、残照時間切替 (1.5 秒/3 秒)付き)など
https://www.casio.com/jp/watches/babyg/product.MSG-W610FE-4A/
【お問い合わせ】
カシオ計算機 お客様相談室
TEL.0120-088925(時計専用)
カシオ計算機は、ブランド30周年を迎える“BABY-G”から、アクティブで洗練された女性に向けたシリーズ「G-MS」から、春らしい草木や花をイメージしたカラーリングのデジタル・アナログコンビネーションモデル『MSG-W200FE-7』と『MSG-W610FE-4』が5月下旬より発売します。
(左)MSG-W200FE-7 (右)MSG-W610FE-4
さわやかながら落ち着きのある色調が、カジュアルファッションにほどよくマッチします。
機能面では、世界6局の電波を受信し時刻を自動修正するマルチバンド6、ワールドタイム、タフソーラー等、頼れる機能を備えています。
アクティブシーンで役立つ機能はそのままに、オンタイムからオフタイムまで活躍する「G-MS」です。
【仕様】
G-MS
MSG-W200FE-7
価格:30,800円(税込)
●耐衝撃構造
●タフソーラー(ソーラー充電システム)
●10気圧防水機能
●電波受信機能:自動受信(最大6回/日)(中国電波 は最大5回/日)/手動受信、 <日本>受信電波:JJY、周波数: 40kHz/60kHz(福島/九州両局対応モデル) <北米地域>受信電波: WWVB、周波数:60kHz <ヨーロッパ地域>受信電波:MSF/ D C F 7 7、周 波 数:6 0 k H z / 7 7. 5 k H z <中国>受 信 電 波:B P C、周 波数:68.5kHz *ホームタイム設定を受信可能な都市に設定すると、 都市に合わせた局を受信します。尚、時差は選択した都市によって設定されます。
●ワールドタイム:世界48都市(31タイムゾーン、サマータ イム設定機能付き)+UTC(協定世界時)の時刻表示、ホームタイム の都市入替機能
●ストップウオッチ(1/100秒、60分計、スプリット付 き )
● タイマ ー(セット 単 位 : 1 分 、最 大 セ ット: 6 0 分 、 1 秒 単 位 で 計 測 )
●時刻アラーム・時報
●バッテリーインジケーター表示
●パワーセー ビング機能(暗所では一定時間が経過すると表示を消して節電しま す)
●フルオートカレンダー
●12/24時間制表示切替
●操作音ON/ OFF切替機能
●LEDライト(スーパーイルミネーター、残照機能付き)など
https://www.casio.com/jp/watches/babyg/product.MSG-W200FE-7A/
MSG-W610FE-4
価格:33,000円(税込)
●耐衝撃構造
●タフソーラー(ソーラー充電システム)
●10気圧防水機能
●電波受信機能:自動受信(最大6回/日)(中国電波 は最大5回/日)/手動受信、<日本>受信電波:JJY、周波数: 40kHz/60kHz(福島/九州両局対応モデル)<北米地域>受信電 波:WWVB、周波数:60kHz<ヨーロッパ地域>受信電波:MSF/ DCF77、周波数:60kHz/77.5kHz<中国>受信電波:BPC、周波数: 68.5kHz *ホームタイム設定を受信可能な都市に設定すると、都市 に合わせた局を受信します。尚、時差は選択した都市によって設定 されます。
●針退避機能(針が液晶表示と重なって見づらいときは、 針を液晶表示の上から一時的に退避させることができます)
●ワール ドタイム:世界 48 都市(31タイムゾーン、サマータイム設定機能付 き)+UTC(協定世界時)の時刻表示、ホームタイムの都市入替機能
●ストップウオッチ(1/100秒、60分計、スプリット付き)
●タイマー (セット単位:1 秒、最大セット:100 分、1 秒単位で計測)
●時刻ア ラーム 5 本(カウントダウン機能付き)・時報
●バッテリーインジケー ター表示
●パワーセービング機能(暗所では一定時間が経過すると表示を消して節電します)
●フルオートカレンダー
●12/24 時間制表 示切替
●操作音ON/OFF切替機能
●ダブルLEDライト:文字板用LEDライト(フルオートラ イト 、スーパーイルミネーター 、残照機能 、 残照時間切替( 1.5 秒 /3 秒 )付き )、L C D部用LEDバッ クライト( フルオートライト、スーパーイルミネーター、残照機能、残照時間切替 (1.5 秒/3 秒)付き)など
https://www.casio.com/jp/watches/babyg/product.MSG-W610FE-4A/
【お問い合わせ】
カシオ計算機 お客様相談室
TEL.0120-088925(時計専用)
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2024年06月24日
ジラール・ペルゴ「ネオ コンスタント エスケープメント」
ジラール・ペルゴより、「新しい」ものであることを示すとともに、「コンスタント」な力を「調速機構」に伝達するというムーブメントの稀有な能力をその名に持つ「ネオ コンスタント エスケープメント」が登場します。新作、「ネオ コンスタント エスケープメント」はクロノメーターの発展に生涯を捧げたコンスタン・ジラールにも敬意を表するものとなっています。
ジラール・ペルゴがコンスタント エスケープメント L.M.を発表して批評家から高い評価を受けたのは2013年のことで、同年のジュネーブ時計グランプリ(GPHG)で「金の針」賞を獲得しました。このモデルで採用されたコンスタントフォース・エスケープメント機構は、蓄えられているエネルギーに関係なく、驚くほど安定した歩度を実現します。
「ネオ コンスタント エスケープメント」は、エネルギーを自在に操るジラール・ペルゴの画期的なアプローチの最新の進化形であり、美的・技術的な進歩の数々が組み込まれています。スイスでレバー脱進機が開発されるまでには250年の歳月が必要でしたが、ジラール・ペルゴはわずか20年でコンスタント エスケープメントを完成の域にまで高め、発明の精神に恵まれていることを示しました。この新しいタイムピースは、機能的な要素の美しさを現代的な方法で表現するというコンスタン・ジラールの独特な考え方も受け継いでいます。
ジラール・ペルゴは革新的なアイデアを取り入れ、新しい機構を考案し、時計を進化させています。「ネオ コンスタント エスケープメント」も例外ではなく、最新の進化形には、いくつもの新しい技術が組み込まれており、使用されている特許の30%、合計13件が新しい特許です。「脱進機の効率とパワーリザーブの向上」「テン輪の効率と計時性能の向上」「脱進機の全シーケンスの完全な角度ロック」などが新しい特許にあります。
「ネオ コンスタント エスケープメント」は、過去に敬意を払いながらも、現在と未来を包み込み、独自の美学とエネルギーのコントロールを融合させる、ジラール・ペルゴの伝統を永遠のものとしています。
「ネオ コンスタント エスケープメント」このモデルは2024年1月に発売され、世界中のジラール・ペルゴ正規販売店で販売予定です。製造期間が長いことから、数量限定での販売を予定しています。
GIRARD-PERREGAUX(ジラール・ペルゴ) 2023新作 エネルギーを自在にコントロール。ジラール・ペルゴ「ネオ コンスタント エスケープメント」
精度の歴史とブリッジ コレクションの起源
19世紀、コンスタン・ジラールはクロノメーターの発展に精力的に取り組みました。そして、トゥールビヨン脱進機を搭載した非常に精密な懐中時計をいくつも製作しました。これらのタイムピースの卓越性はすぐに認められ、数々の賞を受賞しました。1860年、コンスタン・ジラールは3つの平行したブリッジを取り付けたムーブメントのデザインをスケッチしました。この懐中時計には、3つのニッケルシルバー製ブリッジを搭載して1867年に完成しました。同年、この時計はヌーシャテル天文台で1等賞を獲得しました。その精度は、17年間、他の追随を許しませんでした。さらに、この時計はゴールドのケースに収められ、パリの万国博覧会で金賞を受賞しました。
コンスタン・ジラールの作品は、精度が高く評価される一方で、抜群の美しさにも定評がありました。1867年、コンスタン・ジラールは3つのブリッジが美しくデザインされた懐中時計を制作しました。このとき、ブリッジは単なる機能的な部品から芸術的な要素へと変貌を遂げたのです。その後、1889年に3つのブリッジはゴールド製となり、よりスタイリッシュになりました。こうして伝説のスリーブリッジのデザインが完成し、現在に至っています。
しかし、ジラール・ペルゴはこうした成果を誇りに思う一方で、常に進化を続けています。2014年、ジラール・ペルゴは「ネオ ブリッジ」を発表しました。その精巧なフォルムは、最先端のCNCマシンを使用することによってのみ可能となりました。
繊細な曲線を描くブリッジは、それ以来、単体としてはもちろん、さらには3つをセットにした建築的フォルムとして発表されてきました。ブリッジ コレクションでは、クラシックなモデルと現代的なモデルが共存していますが、いずれもジラール・ペルゴの多様性とノウハウを物語っています。
時間の流れ
時計の各表示が正確に情報を伝え、高い信頼性とともに動くようになるには、ムーブメントで作用する「時間の流れ」と呼ばれることの多い力を巧みにコントロールする必要があります。エネルギー源となるのは、香箱の中に収められた張力のかかったゼンマイで、これが最終的に文字盤の針や表示を動かします。「輪列」と呼ばれる一連の歯車にエネルギーを伝達する過程で、だんだんエネルギーが小さくなっていきます。実際、輪列は変圧器のような役割を果たし、いわば電圧を希望するレベルまで下げていくわけです。
輪列に連結された脱進機は、調速機構にエネルギーを送り、これによって脱進機の爪が外れ、針が決められた量だけ動くと、再び爪が掛かります。この爪が外れてまた掛かる繰り返しによって、「時間の流れ」はコントロールされています。
コンスタントフォース機構
ほとんどの時計が抱える問題は、完全に巻き上がったとき、香箱から最終的に調速機構に伝わる力が大きくなりすぎてしまうことです。これによって精度が低下する可能性があり、またムーブメントにとって有害となる可能性があります。逆に、香箱内のエネルギーが弱まり、使い果たされる直前になると、調速機構に伝わる力が不十分になり、やはり精度が低下します。
このシナリオをグラフで表現すると、力は対角線として表すことができます。理想的には、調速機構に伝わる力は直線的であるべきで、グラフ上では連続したフラットな水平線となるべきです。しかし、コンスタントフォース機構が備わっていない時計では、力がフラットである期間、つまり最適な精度を示す期間は、比較的短くなってしまいます。
高級時計の開発部門では、香箱から最終的に調速機構に伝わるエネルギーが均一に保たれるよう、時計職人たちはたえず努力してきました。何世紀もの間、この「コンスタントな力」と呼ばれる願望を多くの時計職人が抱き、夜を徹して取り組んできたのです。こうして、フュジー(円錐均力車)、ジュネーブ・ストップワーク、ルモントワール・デガリテなど、脱進機とは別に、さまざまな機構が考案されてきました。
調速機構にコンスタントに力が伝達されれば、時計の歩度が安定します。歩度の安定性は、精度と同じではなく、もっと重要だといえます。実際、コンスタントフォース機構によって動きをコントロールすれば、歩度が変動しなくなり、優れたクロノメーター級の性能が実現されます。ただし、精度に関しても言い添えておく必要がありますが、ネオ コンスタント エスケープメントはCOSC認定クロノメーターであり、その計時能力は第三者による折紙つきです。これは、1860.年代にこのマニュファクチュールが懐中時計をクロノメーター検査に提出したときに、ヌーシャテル天文台百周年記念賞を授与されたことの再現だともいえます。
調速機構(テンプとヒゲゼンマイ)をよく見ると、テン輪は時計方向と反時計方向に交互に回転しています。各方向への回転は「ビート」と呼ばれ、この往復の大きさを度数で表したのが「振幅」です。一般に、調速機構に伝わる力が小さくなると、振幅が低下し、動きが遅くなります。
【関連記事】:https://www.aimaye.com/
ジラール・ペルゴがコンスタント エスケープメント L.M.を発表して批評家から高い評価を受けたのは2013年のことで、同年のジュネーブ時計グランプリ(GPHG)で「金の針」賞を獲得しました。このモデルで採用されたコンスタントフォース・エスケープメント機構は、蓄えられているエネルギーに関係なく、驚くほど安定した歩度を実現します。
「ネオ コンスタント エスケープメント」は、エネルギーを自在に操るジラール・ペルゴの画期的なアプローチの最新の進化形であり、美的・技術的な進歩の数々が組み込まれています。スイスでレバー脱進機が開発されるまでには250年の歳月が必要でしたが、ジラール・ペルゴはわずか20年でコンスタント エスケープメントを完成の域にまで高め、発明の精神に恵まれていることを示しました。この新しいタイムピースは、機能的な要素の美しさを現代的な方法で表現するというコンスタン・ジラールの独特な考え方も受け継いでいます。
ジラール・ペルゴは革新的なアイデアを取り入れ、新しい機構を考案し、時計を進化させています。「ネオ コンスタント エスケープメント」も例外ではなく、最新の進化形には、いくつもの新しい技術が組み込まれており、使用されている特許の30%、合計13件が新しい特許です。「脱進機の効率とパワーリザーブの向上」「テン輪の効率と計時性能の向上」「脱進機の全シーケンスの完全な角度ロック」などが新しい特許にあります。
「ネオ コンスタント エスケープメント」は、過去に敬意を払いながらも、現在と未来を包み込み、独自の美学とエネルギーのコントロールを融合させる、ジラール・ペルゴの伝統を永遠のものとしています。
「ネオ コンスタント エスケープメント」このモデルは2024年1月に発売され、世界中のジラール・ペルゴ正規販売店で販売予定です。製造期間が長いことから、数量限定での販売を予定しています。
GIRARD-PERREGAUX(ジラール・ペルゴ) 2023新作 エネルギーを自在にコントロール。ジラール・ペルゴ「ネオ コンスタント エスケープメント」
精度の歴史とブリッジ コレクションの起源
19世紀、コンスタン・ジラールはクロノメーターの発展に精力的に取り組みました。そして、トゥールビヨン脱進機を搭載した非常に精密な懐中時計をいくつも製作しました。これらのタイムピースの卓越性はすぐに認められ、数々の賞を受賞しました。1860年、コンスタン・ジラールは3つの平行したブリッジを取り付けたムーブメントのデザインをスケッチしました。この懐中時計には、3つのニッケルシルバー製ブリッジを搭載して1867年に完成しました。同年、この時計はヌーシャテル天文台で1等賞を獲得しました。その精度は、17年間、他の追随を許しませんでした。さらに、この時計はゴールドのケースに収められ、パリの万国博覧会で金賞を受賞しました。
コンスタン・ジラールの作品は、精度が高く評価される一方で、抜群の美しさにも定評がありました。1867年、コンスタン・ジラールは3つのブリッジが美しくデザインされた懐中時計を制作しました。このとき、ブリッジは単なる機能的な部品から芸術的な要素へと変貌を遂げたのです。その後、1889年に3つのブリッジはゴールド製となり、よりスタイリッシュになりました。こうして伝説のスリーブリッジのデザインが完成し、現在に至っています。
しかし、ジラール・ペルゴはこうした成果を誇りに思う一方で、常に進化を続けています。2014年、ジラール・ペルゴは「ネオ ブリッジ」を発表しました。その精巧なフォルムは、最先端のCNCマシンを使用することによってのみ可能となりました。
繊細な曲線を描くブリッジは、それ以来、単体としてはもちろん、さらには3つをセットにした建築的フォルムとして発表されてきました。ブリッジ コレクションでは、クラシックなモデルと現代的なモデルが共存していますが、いずれもジラール・ペルゴの多様性とノウハウを物語っています。
時間の流れ
時計の各表示が正確に情報を伝え、高い信頼性とともに動くようになるには、ムーブメントで作用する「時間の流れ」と呼ばれることの多い力を巧みにコントロールする必要があります。エネルギー源となるのは、香箱の中に収められた張力のかかったゼンマイで、これが最終的に文字盤の針や表示を動かします。「輪列」と呼ばれる一連の歯車にエネルギーを伝達する過程で、だんだんエネルギーが小さくなっていきます。実際、輪列は変圧器のような役割を果たし、いわば電圧を希望するレベルまで下げていくわけです。
輪列に連結された脱進機は、調速機構にエネルギーを送り、これによって脱進機の爪が外れ、針が決められた量だけ動くと、再び爪が掛かります。この爪が外れてまた掛かる繰り返しによって、「時間の流れ」はコントロールされています。
コンスタントフォース機構
ほとんどの時計が抱える問題は、完全に巻き上がったとき、香箱から最終的に調速機構に伝わる力が大きくなりすぎてしまうことです。これによって精度が低下する可能性があり、またムーブメントにとって有害となる可能性があります。逆に、香箱内のエネルギーが弱まり、使い果たされる直前になると、調速機構に伝わる力が不十分になり、やはり精度が低下します。
このシナリオをグラフで表現すると、力は対角線として表すことができます。理想的には、調速機構に伝わる力は直線的であるべきで、グラフ上では連続したフラットな水平線となるべきです。しかし、コンスタントフォース機構が備わっていない時計では、力がフラットである期間、つまり最適な精度を示す期間は、比較的短くなってしまいます。
高級時計の開発部門では、香箱から最終的に調速機構に伝わるエネルギーが均一に保たれるよう、時計職人たちはたえず努力してきました。何世紀もの間、この「コンスタントな力」と呼ばれる願望を多くの時計職人が抱き、夜を徹して取り組んできたのです。こうして、フュジー(円錐均力車)、ジュネーブ・ストップワーク、ルモントワール・デガリテなど、脱進機とは別に、さまざまな機構が考案されてきました。
調速機構にコンスタントに力が伝達されれば、時計の歩度が安定します。歩度の安定性は、精度と同じではなく、もっと重要だといえます。実際、コンスタントフォース機構によって動きをコントロールすれば、歩度が変動しなくなり、優れたクロノメーター級の性能が実現されます。ただし、精度に関しても言い添えておく必要がありますが、ネオ コンスタント エスケープメントはCOSC認定クロノメーターであり、その計時能力は第三者による折紙つきです。これは、1860.年代にこのマニュファクチュールが懐中時計をクロノメーター検査に提出したときに、ヌーシャテル天文台百周年記念賞を授与されたことの再現だともいえます。
調速機構(テンプとヒゲゼンマイ)をよく見ると、テン輪は時計方向と反時計方向に交互に回転しています。各方向への回転は「ビート」と呼ばれ、この往復の大きさを度数で表したのが「振幅」です。一般に、調速機構に伝わる力が小さくなると、振幅が低下し、動きが遅くなります。
【関連記事】:https://www.aimaye.com/
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2023年09月19日
グランドセイコー誕生60周年記念。ブランドの新たな歴史を担う
国産腕時計を代表するグランドセイコーの誕生60周年を記念し、新開発のメカニカルハイビートムーブメントを搭載した数量限定モデルが2020年8月1日より、国内、海外で順次発売されます。
グランドセイコーは1960年、当時の技術、技能の粋を結集し誕生しました。
以来、最高峰の腕時計を目指し、正確さ、美しさ、見やすさといった腕時計の本質を高い次元で追求・実現するための弛まぬ進歩を重ねることで、ブランドの伝統を築き上げ、2020年の今年、ブランド誕生60周年を迎えます。
時計の秒針が60秒で1周を終え、新たな1秒を刻みはじめるように、グランドセイコーもまた、誕生60周年を節目に、ブランドの新たな歴史を作るべく革新します。
そのはじまりを告げるのは、1998年に誕生したグランドセイコーの心臓の1つ「9Sメカニカル」が進化を果たした「メカニカルハイビート36000 80 Hours」です。
全てにおいて、これまでの「キャリバー9S」から進化した、次世代の「9S メカニカル」
・毎時36,000 振動のハイビートムーブメントでありながら、最大巻上時約80時間持続のロングパワーリザーブを実現
従来のグランドセイコーに搭載されていたハイビートムーブメント(キャリバー9S8系)は、最大巻上時約55時間の駆動時間でしたが、「キャリバー9SA5」では、高効率な新型脱進機「デュアルインパルス脱進機」に加えて、2つの香箱(ツインバレル)を採用することにより、最大巻上時約80時間駆動の大幅な長持続化を実現しました。
新たに開発された脱進機は、非常にユニークかつ複雑な形状を成しておりますが、精密加工技術であるMEMS(※1)によって実現し、動力ぜんまいから得たエネルギーをより効率的に、精度を司る「てんぷ」へと伝えます。
また、動力ぜんまいを納める2つの香箱を平面上に並べて配置することで、新型脱進機とともに長持続化に貢献するだけでなく、動力に余裕が生まれ、歯車の輪列にかかる負荷を軽減することにも繋がっています。
・これまで以上に安定した精度を実現する、グランドセイコーのための調速機構
「キャリバー9SA5」に搭載される「てんぷ」には、時間精度に大きな影響を与える「ひげぜんまい」に、およそ8万通りのシミュレーションから導きだした独自形状の「巻き上げひげ」が採用されています。
一般的に「巻き上げひげ」は、振り角が変化しても精度が変化しづらいなど、携帯時の精度の向上につながるメリットを持ちます。
また、本作では、高精度を長期間維持するのに適した「フリースプラング」と呼ばれる方式を採用しました。加えて、ひげぜんまいの末端を固定するひげ持ちを回転することで、等時性の調整が可能な仕様となっており「フリースプラング」方式として、極めて独創的な機構を実現しています。
独自形状の巻き上げひげと独創的なフリースプラングから成る「グランドセイコー フリースプラング」は、これまで培った設計技術に加え、高度な部品の加工精度、職人の手業による組立調整の技術があってこそ実現した新機構です。
Grand Seiko(グランドセイコー) グランドセイコー誕生60周年記念。ブランドの新たな歴史を担う、次世代のムーブメント「メカニカルハイビート36000 80 Hours」デビュー
・瞬間日送り機構を搭載
9S メカニカルムーブメント初となる「瞬間日送り機構」を搭載しています。より美しく瞬時にカレンダーを切り替えるために、最適な強度を備えた「可動式日送りつめ」が新たに設計されました。
・快適な装着感と雫石の情景に着想を得た美しい仕上げを両立した新設計のムーブメント
これまで以上の装着感を実現するため、「キャリバー9SA5」では独自の「水平輪列構造」により、ムーブメントそのものの薄型化に加え、りゅうず位置を可能な限り裏ぶた側に寄せることで、低重心化されました。
また、洗練された美しい外観を目指し、ムーブメントの構想段階から、デザイナーと設計者が一体となり、開発の地である岩手県雫石の自然の情景を映し出す、ムーブメントデザインが追求されました。シンボルである岩手山や雫石川のゆるやかな川の流れを思わせる、温かみのある曲線が随所にとり入れられています。
Grand Seiko(グランドセイコー) グランドセイコー誕生60周年記念。ブランドの新たな歴史を担う、次世代のムーブメント「メカニカルハイビート36000 80 Hours」デビュー
・初代グランドセイコーの意志を継ぐ、グランドセイコーの新たなスタンダード
グランドセイコー誕生60周年という節目を飾る本作では、グランドセイコーが受け継ぐデザイン文法「セイコースタイル」を基本としながらも、すべての原点である初代グランドセイコーの意匠を見つめなおし、装着性や視認性に配慮した新時代のグランドセイコーを牽引する普遍的なデザインが目指されています。
初代グランドセイコーを思わせる18Kイエローゴールドケースは、低重心かつ薄さを追求した新ムーブメントにより、シャープなフォルムを実現しています。また、ケースとストラップのバランスも見直され、腕なじみのよい快適な装着性を叶えています。
めりはりの効いた時分針は、初代グランドセイコーが持つ力強い時針とインデックスに向かって細く長く伸びる分針に倣いつつ、時針にもインデックスと響きあうラインを施し、さらなる視認性を確保するなど、腕時計の本質を体現するデザインが追求されています。
燦然と輝くGSロゴ、特徴的な形状のインデックス、カレンダーの窓枠には18Kイエローゴールドを採用し、その証として6時位置に施されたSD(Special Dial=貴金属のインデックスを採用したダイヤル)マークが、次世代の「9S メカニカル」誕生を祝します。
ヘリテージコレクション
グランドセイコー 60周年記念限定モデル
メカニカルハイビート 36000 80 Hours
Ref:SLGH002
ケース径:40.0mm
ケース厚:11.7mm
ケース素材:18Kイエローゴールド
防水性:日常生活用強化防水(10気圧)
ストラップ:クロコダイル
ムーブメント:自動巻、Cal.9SA5、毎時36,000振動、約80時間パワーリザーブ、47石
仕様:時・分・秒・日付表示、シルバーダイヤル、耐磁時計(JIS耐磁時計1種)、シースルースクリューバック、メーカー保証期間3年
限定:世界限定100本、グランドセイコーブティック限定取扱い
価格:4,500,000円(税抜)
発売予定:2020年8月1日(土)
(※1)MEMS
Micro Electro Mechanical Systemの略称で、半導体などの超精密部品に用いられる先進加工技術を応用した、0.001mm単位の精度で精密な形状のパーツを作ることを可能にした製法です。
グランドセイコーは1960年、当時の技術、技能の粋を結集し誕生しました。
以来、最高峰の腕時計を目指し、正確さ、美しさ、見やすさといった腕時計の本質を高い次元で追求・実現するための弛まぬ進歩を重ねることで、ブランドの伝統を築き上げ、2020年の今年、ブランド誕生60周年を迎えます。
時計の秒針が60秒で1周を終え、新たな1秒を刻みはじめるように、グランドセイコーもまた、誕生60周年を節目に、ブランドの新たな歴史を作るべく革新します。
そのはじまりを告げるのは、1998年に誕生したグランドセイコーの心臓の1つ「9Sメカニカル」が進化を果たした「メカニカルハイビート36000 80 Hours」です。
全てにおいて、これまでの「キャリバー9S」から進化した、次世代の「9S メカニカル」
・毎時36,000 振動のハイビートムーブメントでありながら、最大巻上時約80時間持続のロングパワーリザーブを実現
従来のグランドセイコーに搭載されていたハイビートムーブメント(キャリバー9S8系)は、最大巻上時約55時間の駆動時間でしたが、「キャリバー9SA5」では、高効率な新型脱進機「デュアルインパルス脱進機」に加えて、2つの香箱(ツインバレル)を採用することにより、最大巻上時約80時間駆動の大幅な長持続化を実現しました。
新たに開発された脱進機は、非常にユニークかつ複雑な形状を成しておりますが、精密加工技術であるMEMS(※1)によって実現し、動力ぜんまいから得たエネルギーをより効率的に、精度を司る「てんぷ」へと伝えます。
また、動力ぜんまいを納める2つの香箱を平面上に並べて配置することで、新型脱進機とともに長持続化に貢献するだけでなく、動力に余裕が生まれ、歯車の輪列にかかる負荷を軽減することにも繋がっています。
・これまで以上に安定した精度を実現する、グランドセイコーのための調速機構
「キャリバー9SA5」に搭載される「てんぷ」には、時間精度に大きな影響を与える「ひげぜんまい」に、およそ8万通りのシミュレーションから導きだした独自形状の「巻き上げひげ」が採用されています。
一般的に「巻き上げひげ」は、振り角が変化しても精度が変化しづらいなど、携帯時の精度の向上につながるメリットを持ちます。
また、本作では、高精度を長期間維持するのに適した「フリースプラング」と呼ばれる方式を採用しました。加えて、ひげぜんまいの末端を固定するひげ持ちを回転することで、等時性の調整が可能な仕様となっており「フリースプラング」方式として、極めて独創的な機構を実現しています。
独自形状の巻き上げひげと独創的なフリースプラングから成る「グランドセイコー フリースプラング」は、これまで培った設計技術に加え、高度な部品の加工精度、職人の手業による組立調整の技術があってこそ実現した新機構です。
Grand Seiko(グランドセイコー) グランドセイコー誕生60周年記念。ブランドの新たな歴史を担う、次世代のムーブメント「メカニカルハイビート36000 80 Hours」デビュー
・瞬間日送り機構を搭載
9S メカニカルムーブメント初となる「瞬間日送り機構」を搭載しています。より美しく瞬時にカレンダーを切り替えるために、最適な強度を備えた「可動式日送りつめ」が新たに設計されました。
・快適な装着感と雫石の情景に着想を得た美しい仕上げを両立した新設計のムーブメント
これまで以上の装着感を実現するため、「キャリバー9SA5」では独自の「水平輪列構造」により、ムーブメントそのものの薄型化に加え、りゅうず位置を可能な限り裏ぶた側に寄せることで、低重心化されました。
また、洗練された美しい外観を目指し、ムーブメントの構想段階から、デザイナーと設計者が一体となり、開発の地である岩手県雫石の自然の情景を映し出す、ムーブメントデザインが追求されました。シンボルである岩手山や雫石川のゆるやかな川の流れを思わせる、温かみのある曲線が随所にとり入れられています。
Grand Seiko(グランドセイコー) グランドセイコー誕生60周年記念。ブランドの新たな歴史を担う、次世代のムーブメント「メカニカルハイビート36000 80 Hours」デビュー
・初代グランドセイコーの意志を継ぐ、グランドセイコーの新たなスタンダード
グランドセイコー誕生60周年という節目を飾る本作では、グランドセイコーが受け継ぐデザイン文法「セイコースタイル」を基本としながらも、すべての原点である初代グランドセイコーの意匠を見つめなおし、装着性や視認性に配慮した新時代のグランドセイコーを牽引する普遍的なデザインが目指されています。
初代グランドセイコーを思わせる18Kイエローゴールドケースは、低重心かつ薄さを追求した新ムーブメントにより、シャープなフォルムを実現しています。また、ケースとストラップのバランスも見直され、腕なじみのよい快適な装着性を叶えています。
めりはりの効いた時分針は、初代グランドセイコーが持つ力強い時針とインデックスに向かって細く長く伸びる分針に倣いつつ、時針にもインデックスと響きあうラインを施し、さらなる視認性を確保するなど、腕時計の本質を体現するデザインが追求されています。
燦然と輝くGSロゴ、特徴的な形状のインデックス、カレンダーの窓枠には18Kイエローゴールドを採用し、その証として6時位置に施されたSD(Special Dial=貴金属のインデックスを採用したダイヤル)マークが、次世代の「9S メカニカル」誕生を祝します。
ヘリテージコレクション
グランドセイコー 60周年記念限定モデル
メカニカルハイビート 36000 80 Hours
Ref:SLGH002
ケース径:40.0mm
ケース厚:11.7mm
ケース素材:18Kイエローゴールド
防水性:日常生活用強化防水(10気圧)
ストラップ:クロコダイル
ムーブメント:自動巻、Cal.9SA5、毎時36,000振動、約80時間パワーリザーブ、47石
仕様:時・分・秒・日付表示、シルバーダイヤル、耐磁時計(JIS耐磁時計1種)、シースルースクリューバック、メーカー保証期間3年
限定:世界限定100本、グランドセイコーブティック限定取扱い
価格:4,500,000円(税抜)
発売予定:2020年8月1日(土)
(※1)MEMS
Micro Electro Mechanical Systemの略称で、半導体などの超精密部品に用いられる先進加工技術を応用した、0.001mm単位の精度で精密な形状のパーツを作ることを可能にした製法です。
Posted by vinogradovaaniutochka at
17:27
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